3.火山活動および防災対策の経緯
(2)火山性地震の頻発と臨時火山情報の発表

 1998年2月迄月は多くとも月20回程度であった火山性地震は、2月に68回、3月には19日に1日で90回を記録、月間でも264回と急増し始めた。報道機関も”火山性地震頻発、何の兆し?””火山性地震が多発”と頻繁にニュ−スにも取り上げ、盛岡地方気象台も3月20日に火山観測情報第2号で注視して観測をする旨発表し、県民の関心を高まることとなった。その後も火山性地震は増加の傾向を示し、4月29日には1日に285回を記録し、同日気象庁から臨時火山情報第1号が出された。5月7日には、雫石町長山で震度3の(マグニチュ−ド3.3)の有感地震も発生し、6月24日にはマグマの活動に起因すると考えられる低周波地震や火山性微動が観測されたため、臨時火山情報第2号が出された。      


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