〜 岩手の父なる山 「岩手山」 〜


 岩手山は岩手県の県都盛岡の北西15kmに位置する標高2,038mの成層火山です。その山麓は火山の恵みを受け、多数の温泉が湧き出し、景観も秀麗であることから、魅力的なリゾート型観光地となっており、その周辺には38万人余の人々が生活しています。



 岩手山は、狭義の「岩手山」(東岩手山)と、その西側の御苗代湖を中心とするカルデラ地形の山体(西岩手山)が構成する複合火山です。この2つの山体は、西岩手山が古くその東斜面に新しい東岩手山が覆う形で形成されました。特に東岩手山の北東側において谷地形が未発達で美しい成層火山の形状を呈し、眺める方向によって形が変わることから南部片富士とも呼ばれています。



資料提供 国土交通省岩手工事事務所



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